ホーンテッドマンションの映画は、ディズニーのテーマパーク・アトラクション「ホーンテッドマンション」を原作に、2003年と2023年の2度映画化されました。
2003年と2023年のどちらが面白いのか気になりませんか?
また、2つの違いは何か、なぜリメイクされたのか…
今回は、ホーンテッドマンションの映画について詳しく紹介していきます!
ホーンテッドマンションの映画はどっちが面白い?
ホーンテッドマンションの映画は2003年版と2023年版があるんですよね!
どちらが面白いのか気になりますよね?
来週の #金曜ロードショー は
ハロウィンにぴったりなディズニー作品を放送🎃ディズニーランドの超人気アトラクションを実写映画化した『ホーンテッドマンション』
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好みによると思いますが、私は2003年版の持つノスタルジーとアトラクション再現性の強さに惹かれました。
ただ、2023年版も現代的なテーマ性や映像演出を取り入れていて、「違うタイプの面白さ」があるんです。
ホーンテッドマンション映画2003年版は、
- 映画製作予算:約9000万ドル
- 世界興行収入:約1.82億ドル
稼ぎ出して成功を収めています。
批評的には評価が低かったのですが、予算に対して倍以上の興行収入をたたき出し、成功を収めていますよね。
年月を経てファンからカルト的支持も得ています。
ディズニーXDでは明日28日21時~映画「ホーンテッドマンション」を放送!あの人気アトラクションをモチーフに、エディ・マーフィー演じる主人公ジムと家族が、ゴーストの企てに巻き込まれる、ハロウィーンにぴったりのホラーコメディです。 pic.twitter.com/cBVhQGdRkN
— ディズニー・チャンネル公式 (@disneychanneljp) October 27, 2016
対するホーンテッドマンション映画2023年版は、キャストや映像演出を豪華にして、ゴースト屋敷の描写やレントー(幽霊)が空間を歪める視覚的要素が見どころと評価されています。
ただし、批評では
- 怖さ・ユーモアのバランスが中途半端
- プロットにムラがある
といった指摘も多く見られます。
「プロットにムラがある」とは、物語の進行や構成にばらつきがあり、全体として均一ではない状態を指します。
見ていて、物語の勢いや面白さが一定でなく、作品の完成度を損なっていると感じる人が多いようです。
私は幼いときに2003年版を観て、屋敷の幽霊が次々と出てくる展開にドキドキした記憶があります。
アトラクションの要素がそのまま映画に反映されていてワクワクしました!
一方、2023年版を見たときは、登場人物の過去や感情が物語に絡んでくるところに意図を感じ、「ただ怖がらせる映画」ではなく「心に響くホラー作品」にしようという方向性を感じました。
ただ、その意欲がとろこどころ、脚本のムラや演出の振れとして出てしまった印象も受けました…。
単純に自分が映画を観たときの年齢も違うので、映画の見方が変わっている可能性も大きいです。
もう一度見比べてみたり、まだ見たことがない人は、どちらも観てみることをオススメします!

ホーンテッドマンション映画 2003年版と 2023年版 の違いは?
2003年版はアトラクションの世界観を忠実に再現しつつ家族向けゴーストコメディ風に仕立て。
エディ・マーフィが主演の実写版です。
一方、2023年版の主人公は、
シングルマザーで医師のギャビー(演:ロザリオ・ドーソン)と、その息子であるトラヴィス(演:チェイス・ディロント)になります。
2023年版はキャラクター描写や心のテーマを強めに押し出し、現代風の表現を意図した作品になっています。
このように、2003年版と2023年版の映画『ホーンテッドマンション』には、いくつかの大きな違いがあります。
さらにまとめてみました。
ストーリーとテーマ
【2003年版】
不動産業者のエディ・マーフィー演じる主人公が、館の呪いを解き、家族をゴーストたちから守って逃げ出すことに焦点が当てられています。
マスター・グレイシーの悲しいロマンスと、その呪いを解くのが中心的な物語でした。
【2023年版】
亡き夫を失った悲しみを抱える母親とその息子が、幽霊に悩まされる屋敷からゴーストを追い出すために、専門家チーム(元天体物理学者、神父、超能力者、歴史家)の助けを借りてゴーストたちに立ち向かう物語です。
悲しみや喪失からの立ち直りといったテーマがより強く描かれています。
アトラクション要素の再現
2023年版の方が、ディズニーランドのアトラクション(特にニューオーリンズの舞台設定や、特定のシーン、ゴーストの描写など)に対するリスペクトや再現度が高いと評価されることが多いです。
アトラクションの「縦に伸びる部屋」や「どこまでも続く長い廊下」、「ウェディングドレスを着たゴースト」などのシーンや要素を忠実に再現されていました。
2003年版は、アトラクションの世界観に沿いつつも、オリジナル要素の強い物語展開でした。
舞台設定
両作品ともニューオーリンズにある屋敷が舞台ですが、2023年版の方がニューオーリンズという土地柄や雰囲気をより活かした脚本になっているという意見もあります。
ゴーストとヴィラン(悪役)
2003年版では、マスター・グレイシーとその失恋の物語が核にあり、悪役のラムズリーが物語を動かします。
2023年版では、「ハットボックス・ゴースト」というアトラクションでも人気の高いキャラクターが主要なヴィランとして登場し、主人公たちが一丸となって彼に立ち向かいます。
雰囲気
両方ともコメディ要素を含むファミリー層向けのホラーコメディですが、具体的な雰囲気や登場人物の描写、恐怖の描き方には違いがあり、観客の好みによって評価が分かれることがあります。
どちらの作品も、ディズニーの「ホーンテッドマンション」というアトラクションを題材にしていますが、ストーリー自体に関連性がないため、どちらから見ても楽しむことができますよ!
私は2003年版を子どもの頃に観たとき、「幽霊がくる!」「謎が解ける!」というテンポの良さに引き込まれました。
怖さより「驚き」が勝っていたかな。
一方、2023年版は映像が精緻で、幽霊の変化や屋敷の変形などに目が行きました。
ただ、感情ドラマを重視しすぎて幽霊の怖さが薄まる瞬間があったように感じ・・・
結局、見る人好みや重点によるのかなと思いました。
ホーンテッドマンション映画はなぜリメイク?
ディズニーは、2003年版の公開から時間を経て、人気アトラクションを題材にした映画を改めて制作する機会を求めていたと考えられます。
リメイクや再映画化の主な理由を考察してみました。
アトラクションへのより忠実なアプローチ
2003年版はエディ・マーフィ主演のコメディ要素が強く、アトラクションの世界観を完全に活かしきれていないという評価もありました。
2023年版は、アトラクションの「縦に伸びる部屋」「ヒッチハイクするゴースト」「マダム・レオタ」といった象徴的な要素をより多く、かつ忠実に映像化し、アトラクションファンを満足させることを強く意識して制作されています。
新しいストーリーとトーンの探求
2023年版は、アトラクションの要素を取り入れつつ、心霊現象を信じない主人公が喪失感を抱えながら館の謎に挑むという、より感情的な深みと現代的なテーマを持つストーリーを採用しています。
過去にはギレルモ・デル・トロ監督による「怖すぎる」企画が頓挫した経緯もあり、ディズニーは「ファミリー向け」でありながら、より本格的なゴーストホラーとしての側面も持つ、新しいトーンを模索していたのです。
フランチャイズとしての再活性化
『パイレーツ・オブ・カリビアン』など、ディズニーはアトラクションを題材にした映画を成功させていますよね!
『ホーンテッドマンション』も新しい世代の観客にアピールし、映画フランチャイズとして再確立したいという狙いがありました。
簡単に言えば、「アトラクションのビジュアルをより忠実に再現し、現代の観客に受け入れられる、新しいトーンのストーリーで再挑戦する」という目的があったのだと思います。
私もテーマパークから映画化される作品には注目しています。
リメイクは「懐かしさ+新しさ」の掛け算になる可能性がある反面、元作の雰囲気を損なわないよう丁寧に扱わないとファンから反発されるリスクもありますよね・・・
私が今回リサーチして感じたのは、2023年版はその狭間で揺れた作品かなと思いました。
ホーンテッドマンション映画の違いについてまとめ
2003年版はアトラクションの世界観を忠実に再現し、幽霊ミステリー+コメディ色を強めた映画。
一方、2023年版はキャラクターの心情、感情のドラマ、視覚演出を重視し、再解釈を試みた作品です。
どちらが「面白い」かは、観る人が求めるもの(懐かしさか、物語の深みか、怖さか)によって変わると思います。
両作品は物語構造、テーマ、演出のアプローチが異なっているんです。
2003年版は公開当初は評価が厳しかったものの、後にファン支持を獲得しています。
2023年版は批評・興行的には苦戦したとの見方がありつつも、映像表現やテーマ性には新たな試みがありました。
もし「昔ながらの幽霊屋敷」「アトラクション再現」など、懐かしさや驚きを重視するなら2003年版をおすすめします。
一方、「キャラクターの心情」「映像表現」「今どきの演出」が好きな人や気になる人は、2023年版もオススメです。
可能なら両方観て、それぞれの良さを味わって、自分のお気に入りを見つけてほしいです♪
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