ディズニー映画『ズートピア』の序盤で、主人公ジュディが最初に直面する大事件――それは、行方不明になったカワウソの捜索です。
この小さな事件が、ズートピア全体を揺るがす巨大な陰謀へと繋がっていくんですよね!
今回は、物語の鍵を握るカワウソの夫婦にスポットを当て、夫の凶暴化の真相や、奥さんにまつわる驚きの裏設定の噂まで、深掘りしてご紹介します!
ズートピアのカワウソの名前は?
行方不明になるカワウソの夫の名前は、エミット・オッタートン(Emmet Otterton)です。
そして、エミット・オッタートンの無事を案じて警察に駆け込む妻の名前は、ミセス・オッタートン(Mrs. Otterton)、日本語ではオッタートン夫人と呼ばれています。
🐾第14弾🐾
エミット・オッタートン&オッタートン夫人
カワウソの夫妻。花屋を経営している。夫のエミットはズートピアの連続行方不明事件の被害者のひとり。
奥さんのオッタートン夫人からの依頼でジュディがエミットの捜査を担当することに…!
エミットは、キーパーソンです✔️ pic.twitter.com/wG1IwO5AMS— 33HR ズートピア (@zootopia33HR) June 22, 2017
エミットはカナダカワウソで、ズートピアでは花屋を営む心優しい市民として描かれています。
彼が失踪したことで、妻のオッタートン夫人は途方に暮れ、ジュディに「どうか私の夫を見つけて」と涙ながらに懇願します。
この訴えが、ジュディがニックと協力して捜査を始める大きなきっかけとなります。

ズートピアのカワウソのお父さんはどんな人?
エミット・オッタートンは、その見た目通り、非常に穏やかで優しい性格の持ち主です。
👓エミット オッタートン
種:カナダカナウソ
毛色:ブラウンライト ブラウン
身長:71cm
体重:9kg
住所:〒91521 レインフォレスト地区 Riverbrook Ln 2347
職業:花屋レインフォレスト住みなのね!🍃 pic.twitter.com/NrtMgMJ2U5
— にんじん (@satone_nick) May 26, 2016
エミットは既婚者で、妻であるオッタートン夫人を心から愛しており、ズートピアで平穏な生活を送っていました。
しかし、物語の展開上、彼には裏の顔というわけではありませんが、ある繋がりがありました。
エミットは、ズートピアの裏社会を牛耳る小さなマフィアのボス、Mr. BIG(ミスター・ビッグ)に花を届けるという仕事で接点を持っていたのです。

このMr. BIGとの面会中に、エミットは事件に巻き込まれることになります。
エミットの優しさ、そして失踪後の妻の悲痛な叫びが、この事件の被害者がいかに善良な市民であったかがすごく伝わってきますよね…
ズートピアのカワウソが凶暴化!?夜の遠吠えとは?
エミットは失踪する直前、Mr. BIGのリムジン内で、肉食動物の運転手マンチャスを襲い、凶暴化してしまいます。
この凶暴化の原因こそが、物語の核心となる謎の物質「夜の遠吠え(Night Howlers)」です。
「夜の遠吠え」の正体は、「ミドニカンパム・ホリシシアス」という毒性の高い花の俗称です。
ズートピアという作品で
ミドニカンパム・ホリシシアス
という名で出てきた花(クロッカス)が
我が家でも咲きましたー❤#クロッカス #開花 #花 pic.twitter.com/Q4ZjgUlxx2— なぁ (@s2_taniku) March 12, 2017
この花の成分から抽出された毒を、肉食動物に撃ち込むと、彼らの理性を奪い、かつての野蛮な状態に戻してしまうのです。
エミットは、ベルウェザー副市長の手下であるダグによって、この夜の遠吠えの毒を撃ち込まれ、肉食動物が行方不明になっている事件の最初の被害者の一人となってしまいました。
この「夜の遠吠え」は、現実社会における薬物乱用(ドラッグ)のメタファーであると同時に、特定の集団の凶暴性・危険性を際立たせて社会的な分断を狙う差別や陰謀の象徴として描かれています。
私たちの現実社会にもありえる、ドキドキするシーンですよね。

ズートピアのカワウソの奥さんはラプンツェルがモデル!?
エミットの妻であるオッタートン夫人は、映画『塔の上のラプンツェル』の主人公、ラプンツェルがモデルと言われているんです!
夫の捜索を依頼するオッタートン夫人はラプンツェルをモデルにしたキャラクターで、紫色の服を着て大きなエメラルド色の瞳をしている。ジュディに助けを求めるか弱さを表現するため、実際のカワウソよりも首と腕が細くデザインされている。 #ズートピア #トリビア pic.twitter.com/ClrR1sHFby
— ディズニー データベース (@disneydb23) December 8, 2023
言われてみれば、ビジュアルが似ている気もします。
特に、オッタートン夫人が涙ながらに夫の捜索を懇願するシーンの表情や、その丸く愛らしい瞳、そして茶色いボブヘアのスタイルが、ラプンツェルと似ていると感じるファンが多いようです。
オッタートン夫人もラプンツェルも、大切な人を想い、勇敢に行動する姿が描かれており、ディズニーらしいヒロイン像の共通性を持っていますよね!

ズートピアのカワウソについてまとめ
エミット・オッタートンとオッタートン夫人は、ズートピアの物語で、とっても重要なキャラクターです。
そんなズートピアのカワウソさんについてまとめました。
夫のエミットは心優しい花屋さん。
Mr. BIGと仕事上の付き合いがありました。
妻のオッタートン夫人は夫の失踪を悲しみ、ジュディに捜査を依頼するきっかけを作ります。
そして、「夜の遠吠え」とは、カワウソのエミットさんを凶暴化させた原因毒性の花「ミドニカンパム・ホリシシアス」の俗称でした。
カワウソのエミットさんは、ズートピアに潜む陰謀と、肉食動物が抱える差別の問題の被害者でしたね。
カワウソのエミットさん失踪事件の真相を解き明かしていくことで、『ズートピア』のテーマである「偏見」や「陰謀」がよりリアルに感じられましたね。


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