今回は、『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス』という作品そのものに迫ります。
この映画は、ハロウィンとクリスマスという真逆のテーマを融合させた、ディズニー映画の中でも極めてユニークな映画ですよね。
公開から30年以上経った今でも、なぜこれほどまでに世界中で愛され続けるのでしょうか?
その人気の秘密やテーマに込められたメッセージ、そして一部で囁かれる「気持ち悪い?」という声についても、正直にお話ししていきますね!
ナイトメア・ビフォア・クリスマスはなぜ人気?
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』がこれほどまでに熱狂的な人気を誇る理由は、いくつかの要素が奇跡的に融合しているからなんです。
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圧倒的なビジュアルの魅力
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 は、昔ながらの手法であるストップモーション(コマ撮り)アニメーションで制作されているため、登場人物の動きや背景のディテールに温かみと手作り感があります。
この手間と情熱が、作品に深みを与えています。
そして、原案・製作のティム・バートン監督特有の、「不気味さ(ゴシック)」と「可愛らしさ(キュート)」が融合した独特な世界観は、他に類を見ませんよね。
ガイコツやゾンビといったモチーフを、スタイリッシュでロマンチックに描ききっている点が、若者を中心に熱狂的に支持されているんです。
好きな人は超好き!って感じですよね。

忘れられないミュージカルナンバー
そして、作曲家のダニー・エルフマンによる楽曲は、どれも個性的で中毒性が高いものばかり!
特に「This is Halloween」や「What’s This?」など、物語の展開とキャラクターの感情を見事に表現したミュージカルナンバーは、作品の大きな柱となっています。
ハロウィンとクリスマスの融合
誰もが知る「ハロウィン」と「クリスマス」という真逆の祝祭を舞台にした物語は、斬新で普遍的な魅力を持っていますよね。
どちらの季節にも楽しめ、ファンにとっては年間を通して愛せる作品となっていますよね。
ナイトメア・ビフォア・クリスマスで伝えたいこととは?
ナイトメア・ビフォア・クリスマスの映画は、ただのダークファンタジーではありません。
ジャックの冒険を通して、私たちに大切なメッセージを伝えています。
1993年10月29日は
『#ナイトメアービフォアクリスマス』の公開日🎃🎄怖くて可愛い独特の世界観は、何度でも観たくなる魅力が満載👻ˊ˗
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「自分らしさ」と「居場所」の発見
物語は、「パンプキン・キング」としての役割に飽きてしまったジャックの「居場所探し」から始まります。
ジャックはクリスマスの世界に魅了され、自分もサンタになろうとしますが、結果的に大失敗に終わります(笑)
この失敗を通して、ジャックは「他の誰かになるのではなく、自分らしくいることが一番素晴らしい」ということに気づくのです。
そして、ジャックが本当に輝ける場所は、愛するサリーと仲間たちがいる、「ハロウィン・タウン」なのだと再認識します。

この作品は、「誰もが自分自身のユニークな才能や役割に誇りを持ち、自分らしく生きる場所を見つけることの大切さ」を教えてくれる、深いテーマを持った作品なのです。
挑戦と失敗から学ぶこと
ジャックのクリスマスへの情熱的な挑戦は、誰の目から見ても大失敗でした。
しかし、ジャックはその失敗から立ち直り、新たな視点と、愛する人(サリー)との関係を手に入れます。
「失敗を恐れず挑戦すること、そしてその失敗を糧に成長すること」の大切さも、この物語が持つ重要なメッセージです。
我が家の長女は失敗するのが嫌だからチャレンジするのを嫌がるタイプです。
でも、その度に、「失敗しても良いから、チャレンジすることが大事!」と伝えています。
なかなか挑戦するのって難しいですよね。
ナイトメア・ビフォア・クリスマスは気持ち悪い?
この映画のビジュアルや世界観に対して、「ちょっと気持ち悪い」「怖い」と感じる人がいるのは事実です。
私も実はその一人。
これには、ティム・バートン作品の特徴が大きく関わっています。
\2024年は🇯🇵日本公開30周年❗️/
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骸骨やゾンビ、魔女、虫の怪物など、ハロウィンを構成する「死」や「不気味さ」をテーマにしたキャラクターが多く登場しますよね。
特に、ウギー・ブギーのグロテスクな正体や、サリーのバラバラになる姿などは、人によっては不快感を覚えるかもしれません。

そして、通常のディズニー・プリンセス作品のような華やかさや、カラフルさは控えめ。
コントラストの強い白黒、暗い色調、キャラクターの細長い体型などは、「不協和音」や「異質感」を生み出しており、それが「気持ち悪い」という印象につながることがあります。
しかし、多くのファンは、この「気持ち悪い」と感じる一歩手前の、「ダークで美しい芸術性」こそが、この映画の魅力だと捉えています。
ホラーやゴシック趣味の要素を、ロマンスやミュージカルで包み込むことで、単なる恐怖ではなく、「愛すべき不気味さ」として昇華させているのですね。
ナイトメア・ビフォア・クリスマスあらすじ紹介
最後に、この名作のあらすじを簡単にご紹介します。
毎年最高の「ハロウィン」を作り上げてきたパンプキン・キングのジャック・スケリントンは、自分の役割に「飽き」を感じていました。

そんなある日、彼は偶然迷い込んだ森の中で「クリスマス・タウン」を発見します。
雪景色、サンタクロース、プレゼント…すべてが新鮮でキラキラしたクリスマスの世界にすっかり魅了されたジャックは、「今年は僕がクリスマスをやる!」と宣言します。
ジャックは、ハロウィン・タウンの住人を巻き込んで、独自の「ハロウィン流クリスマス」の準備を始めます。
しかし、ジャックの行動を、パッチワーク人形のサリーだけは、「危険な予感しかしない」と案じていました。
ジャックは、本物のサンタクロースを誘拐させ、自身が作った「おもちゃ」を手に、そりに乗って人間の世界へ出発!
しかし、ジャックのプレゼントは、「不気味な骸骨のおもちゃ」や「生首」など、人間の子どもたちにとってはただの「恐怖」でしかありませんでした。
大失敗と騒動の末、ジャックはサンタクロースを救出し、自分の過ちを悟ります。
そして、ジャックの危なっかしい挑戦をずっと見守ってくれたサリーの愛に気づき、二人は結ばれるのです。
最終的にジャックは、「自分らしくあること」の素晴らしさを再確認し、再びハロウィン・タウンのキングとして、次のハロウィンに向けて歩み始めるのでした。
この映画は、観る人によって「可愛い」「怖い」「感動的」と、さまざまな感想を持つことができる、まさに「万華鏡(カレイドスコープ)」のような作品です。
人気な作品なのも納得ですね!
 
  
  
  
  

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