こんにちは!3人の子供たちとアニメを観ていると、ふとしたシーンで「これってどういう意味?」と聞かれてドキドキしちゃうこと、ありますよね。
今日はディズニー映画の不朽の名作『ダンボ』に登場する、あの陽気でクールな「カラスたち」についてのお話です。
カラスたちは、物語の終盤で、落ち込むダンボに空を飛ぶヒントをくれる重要なキャラクターですが、実は大人たちの間では「差別的な描写があるのでは?」とかなり議論されてきた存在でもあるんです。
そのカラスたちの名前や何匹登場するのか?
黒人差別描写と言われる理由や意味、声優について、ママ目線でわかりやすくまとめてみました!
ダンボのカラスの名前は?何匹登場する?
ダンボが木の上で目覚めたときに出会う、ちょっとバカにしているような皮肉っぽいけど歌が上手なカラスたち。
何匹登場していたか覚えていますか?
ダンボで最後歌ってるカラスが好きなんだよ〜って言っても全然通じなくてそんなに知名度低いのかと嘆いたけどそんな事無かった pic.twitter.com/JFDVTT8zIy
— (@se____rn) May 19, 2016
カラスたちは全部で5匹のグループなんです。
リーダー格のカラスには名前があるのですが、実はここが議論の的になっています。
- リーダーの名前: ジム・クロウ(Jim Crow)
- 仲間の名前: ファッツ、ディーコン、スピー、ギグ
リーダーの「ジム・クロウ」という名前、実は19世紀のアメリカで黒人を蔑称する言葉として使われていた背景があるんです。
そのため、現在のディズニープラスなどの配信サービスでは、このキャラクター名については慎重に扱われていたり、注釈がついたりしています。
ダンボのカラスは黒人の差別描写!?
なぜダンボに登場するカラスが「差別だ」と言われているのか、その理由を整理してみましょう。
Disney+が7歳以下の子どもに対して一部人気アニメの視聴を制限する動き。劇中に“否定的な描写、人物や文化への虐待”を含む作品を対象にしたもので、例えば「ダンボ」では人種差別を想起させるジム・クロウという名前のカラスのキャラクターが問題視されている。他、「ピーター・パン」などが対象。 pic.twitter.com/RPFVXOSlax
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) January 27, 2021
「ジム・クロウ」という名前
先ほど触れた通り、当時のアメリカには「ジム・クロウ法」という、黒人を隔離・差別する法律がありました。
その名前をリーダーにつけていることが、現代の視点では不適切だとされています。
喋り方や振る舞い
カラスたちの使う言葉遣いや、ジャズ・スウィングを歌う姿が、当時のアメリカにおける「黒人のステレオタイプ(偏見に基づいたイメージ)」を強調していると批判されました。
声優の構成
リーダーの声は白人俳優が「黒人風のなまり」を真似して演じていたんです。
いわゆるミンストレル・ショーの流れを汲んだことも、批判の対象となっています。
ミンストレル・ショー(Minstrel show)とは、19世紀のアメリカで流行した大衆演芸で、白人俳優が顔を黒く塗り(ブラックフェイス)、黒人の真似をして歌や踊り、コミカルな寸劇を披露する人種差別的なショーのことです。
一方で、「カラスたちはダンボをバカにする他の動物と違い、唯一の理解者として描かれているから差別ではない」という擁護の意見もあり、非常に複雑な問題なんです…
ダンボのカラスの意味とは?
差別的な背景が指摘される一方で、物語の中でのカラスたちの役割にはとてもポジティブな意味が込められています。
カラスたちは、サーカスという「閉ざされた社会」の外側にいる自由な存在です。
他の象たちがダンボの耳を「醜い」と笑う中、カラスたちは「空を飛べるなんて最高じゃないか!」と、その個性をポジティブに変換してくれました。
カラスたちが歌う『もし象が空を飛んだら(When I See an Elephant Fly)』という曲は、常識にとらわれない自由な発想を象徴しています。
社会からはみ出した者同士だからこそ、ダンボの味方になれた……そんな「救い」の意味も持っているキャラクターたちなのです。
超重要なキャラクターですよね♪

ダンボのカラスの声優は誰?
1941年のオリジナル版でカラスたちを演じたのは、当時の芸達者な俳優・歌手たちでした。
リーダーのカラスのジム・クロウ役の声優は、クリフ・エドワーズになります。
『ピノキオ』のジミニークリケット役でも超有名な人です!
そして、仲間のカラスたちのカラスは、ホール・ジョンソン合唱団が担当されました。
こちらは本物の黒人コーラスグループが担当しており、その歌声の素晴らしさは圧巻です。
日本版の声優は、
【1954年公開版】
牧師カラス:加藤治
【1983年公開版】
ジム・クロウ / ダンディクロウ:安西正弘
牧師カラス:伊沢弘
眼鏡カラス:山崎哲也
帽子カラス:島田敏
デブカラス:永井寛孝
【ソフト版】
ジム・クロウ / ダンディクロウ:野村隆一
牧師カラス:中村雄一
眼鏡カラス:橋本左内
帽子カラス:吉水慶
デブカラス:片岡弘鳳
思っていたより、いろんな声優さんがいて驚きました。
ちなみに、実写版(2019年)ではこの批判を考慮してか、カラスのキャラクター自体が登場しません…
代わりに、ダンボが空を飛ぶきっかけとして「カラスの羽」というアイテムだけが印象的に使われています。
カラスたちが登場しないのは、ちょっと残念ですよね…
ダンボのカラスについてまとめ
いかがでしたか?
最後にダンボに登場するカラスたちのポイントをまとめました。
カラスは5匹組で、リーダーはジム・クロウ。
名前や描写が当時の人種差別的な背景を反映しているとして、現在は注釈付きで公開されている。
一方で、ダンボの個性を認めてくれる「良き理解者」という重要な役割がありました。
リーダーのカラスの声優はディズニーのレジェンド、クリフ・エドワーズなどが担当。
子供と一緒に観るとき、「昔の映画にはこういう背景があったんだよ」と話すのは少し難しいかもしれません。
でも、「見た目や言葉が違っても、優しい友達になれるんだね」と一緒に感じることはできるはず。
作品が持つ歴史を知ることで、より深くディズニー映画を楽しめるようになるといいですね!

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